社会福祉連携推進法人リガーレでは「地域福祉支援業務」を社会福祉連携業務の一つに挙げています。はしうど福祉会では、地域の福祉振興として、保育所・小学校・中学校と交流をし、福祉を身近に感じてもらう取り組みを実施しています。
中でも、町内の中学校では、3年生を対象とした福祉体験学習として、車いすや福祉車両に触れる機会をつくっています。実際に車いすに座り押してもらう、クラスメイトを乗せた車いすを操作し段差を乗り越えたり、リフトを操作し福祉車両へ乗車してもらっています。
これらの体験学習は、コロナ渦での中断がありましたが、20年以上継続して実施し、中学校の年間行事として組み込まれ、定着しています。この体験学習を受けた卒業生がはしうど福祉会に現在10数名在籍し、ケア現場の第一線で活躍をしています。福祉体験学習を始めとする地域への公益的取組は、法人活動のPRという側面もありますが、地域における福祉人材の養成や育成という意味を持ち、ひいては地域の福祉充実へと繋がっています。
地道な活動ではありますが、地元のみなさんに福祉について考えてもらえるきっかけとなり、地域づくりに活かせるよう、活動を今後も継続・発展させていきたいと考えています。
社会福祉法人 はしうど福祉会事務員 兼 相談員清水 和弥さん