はしうど福祉会では、令和6年度にICT機器の本格的な導入を開始し、約1年が経とうとしています。当初の予定では、もう少し早い時期での導入を視野に、デモ機器を使用しながら機器の選定を行っていましたが、コロナ禍の対応に追われ、導入計画が頓挫していました。
そのような中、ICT機器導入の大きなサポートとなったのが、リガーレグループの取り組みの一つである「介護みらい検討委員会~ICT導入部会~」の活動でした。委員会では、各法人の機器導入に関しての取り組み状況や課題等の共有に加え、相互に助言をするなど多面的な検討の場となっています。特に、環境整備、職員への事前説明などの導入前の下準備、導入後の使用状況、ケアの質に及ぼす影響などのリアルな情報を得られる意義は非常に大きいと感じています。それらを参考にしながら、当会でも必要な機器の選定・現場職員との共有を進め、スムーズな導入に繋げることができました。
導入にあたって、現場職員との情報共有を密にしたことで、ICT機器を利用してのケアに対して職員の興味(意識)が向上しました。そして、より効果的な運用についての検討もはじまっています。機器の導入にあたっては、介護現場の具体的な課題の抽出から、どのように改善したいのか、その為には何が必要なのかを当事者である現場職員が考えることが最も重要と考えています。今後もICT機器の導入は必要となるものですが、機器の導入や使用が目的ではなく、ケアの質、サービスの向上のためのツールという事を肝に銘じて、現場と共に進めて行きたいと思っています。
(写真はイメージです)
はしうど福祉会 いちがお園施設長小谷克久さん