社会福祉連携推進法人リガーレ

代表メッセージ

社会福祉法人が担う
「地域づくり」

代表理事 山田尋志さん

すべての人々の尊厳保持と
望む暮らしの実現へ。

リガーレグループでは、発足当初より各法人による地域展開の推進とあわせ、人材育成によるケアの質向上を目標に掲げて活動してきました。その核となったのが、スーパーバイザーによる統一研修と巡回訪問を両輪とした教育体制です。一法人ではなし得ない充実した研修システムと、法人ごとの課題に介入し現場を支援する取り組みは、年を重ねるほどに成果があらわれ、優秀な人材の育成と定着がかないつつあります。人材確保についても、専任職員を中心に各法人にリクルーターを配置し共同で行うようになり、大きな手応えを感じています。私たちの最終的な目的は、社会福祉法人に求められる本来の使命をまっとうすべく、グループ各法人がそれぞれの地域で地域づくりに取り組むことです。リガーレグループのすべての活動は、そのための持続可能な基盤づくりでもあります。今後もさらなる連携強化により、経営資源や運営ノウハウの共有、人材の育成に努め、社会や地域からのさらなる期待にお応えしていきたいと考えています。

社会福祉連携推進法人リガーレ代表理事 山田尋志さん

リガーレ3つの特色

  • 1

    統一研修

    グループ法人の職員に年間を通じた研修を提供しています。採用時の新人研修から始まり、入職1年目、2年目、3年目以降、さらにはリーダーや役職者など、職員の経験、階層に対応した研修、資格取得支援研修などプログラムも年々細分化。さらに現場からのフィードバックを反映し、より実効性のある教育制度として定着しています。法人の枠を越えた交流が各自のモチベーション向上につながるのも大きなメリットです。

  • 2

    スーパーバイザーによる巡回事業

    現場を知り尽くす幅広い経験、ノウハウと人間性を備えたスーパーバイザーがグループの各法人を巡回。現場やスタッフが抱える課題について介入、助言、伴走しています。また、スーパーバイザーは統一研修の講師も務め、巡回で発見した現場の課題を研修に反映し練り上げるため、現場の状況に即した生きた教育が実現しています。

    巡回時の具体的活動内容

    1. ①事業所内の研修体系の整理
    2. ②OJTの仕組みづくり支援
    3. ③会議体系の整理
    4. ④会議・カンファレンス運営の方法への介入
    5. ⑤情報共有の仕組みづくり
    6. ⑥個別ケース支援の相談
    7. ⑦役職者のマネジメント課題相談・リーダーのチーム課題相談
    8. ⑧人間関係の調整
    9. ⑨課題に直面している職員へのスーパーバイズ など
  • 3

    人材確保共同事業

    本部に専任の職員を配置し、人材確保のための諸活動にグループとして取り組んでいます。各法人で選任された人材担当者と若手リクルーターが協働して、学生と共にグループ各法人施設を巡るバスツアーの企画、就職フェアへの出展、大学・専門学校等への訪問、広報ツールの制作、ホームページの制作、リクルーターの育成などを行なっています。また、外国人実習生などの外国人材の受け入れにも取り組んでいます。

次代のスーパーバイザーの
育成も視野に

私たちの役割は、統一研修とケアの現場・組織をつなげ、その成長をサポートしていくことにあります。現場や組織のなかにいるだけでは見えないこと、また吐き出せない悩みをすくい上げ、ときには本人も自覚しない長所を承認してあげることも人間関係の構築に欠かせません。活動の開始から10 年、個人、組織ともに進化がめざましく、自立して問題解決する能力も養われてきました。次世代のスーパーバイザーを育てる取り組みも始動しています。キャリアを積んだ優秀な人材が法人内にとどまらず、はばたいていける場を提供できるのも、グループならではの魅力です。

認知症看護認定看護師介護支援専門員西村優子さん

認知症看護認定看護師
介護支援専門員
西村優子さん

リガーレの歩み

2010
中小法人がグループ化し支え合うことを目的に
リガーレグループ発足
2012
リガーレ本部設置
グループによるケーススタディとして
「きたおおじ」開設
スーパーバイザー加入により研修・巡回体制を確立
2015
グループ各地域に小規模多機能型居宅介護の
拠点開設する目標を達成
2017
人材の共同募集をスタート
2019
人材確保専任者を配置
人材共同募集にて開示する給与等統一
2022
4月1日、社会福祉連携推進法人制度施行
5月10日、社会福祉連携推進法人全国第1号として
社会福祉連携推進法人リガーレ認可・設立