リガーレの地域福祉推進委員会と災害等対策委員会が合同で視察研修会を開催し、その参加報告です。視察先は京都市山科区にある社会福祉法人香東園やましな様。地域活動と防災の取組は密接な関わりがあり、先進的に取り組まれている活動から多くの学びをいただきました。香東園やましな様では「発生場所の反対方向に避難する」、「ショートピックアップ法」のなど、特徴のある防災訓練を実施されています。有事の災害想定を細かく設定、スタッフが大混乱に陥る場面を少しでも冷静に対応できるように工夫されている点が特に印象に残りました。防災倉庫やCAFÉは後から設置されたものでしたが、うまく活用されており、Caféは職員も地域の方も利用できるという、「地域との交流を意識した」本格的なものでした。地域との「交流の場」として意識され、法人理念を実践するスペースでもありました。 開設から10年をいう期間で、ここまで地域との良好な関係を構築されたことには、施設長や役職者だけでなく、大切な命を守りたいという「ミッション」を全職員が理解し、行動されていることが、伝わってきました。 地域活動と防災の取組は、終わりのない「組織づくり」。このことを改めて目の当たりにした1日でした。

社会福祉法人六心会法人本部木村之晴さん