みなさんは「正常性バイアス」という心理的な反応を御存知ですか?自分に都合の悪い情報を軽視したり、過小評価してしまう認知の特性のことです。当会で先日、予告なしの避難訓練を実施した際、職員の動きが様々あり、その行動の背景に正常性バイアスがあると改めて感じました。
福祉施設では、年2回の防災BCP訓練が法令で義務付けられています。今回の訓練は、「夜間帯に震度7の大規模地震が発生した」という想定。被災としては、「停電・断水・通信障害」といった現実的な被災状況を想定しました。
訓練当日、突然の非常ベルに「何の音だろう?」と様子見の職員がほとんど。とっさに動いた人は、ごくわずかでした。「自分は大丈夫」という思い込みが正常性バイアスとして働き、避難行動の遅れを招いたように思います。
いざという時に迷わず動くために、あるいは、各種の被災状況に則した行動をとれるためにも、訓練は不可欠!ということを認識できた貴重な機会となりました。
リガーレグループでは、災害等対策委員会を通じて、各法人のBCPや防災訓練、地域との連携のあり方を共有し、グループ全体で防災力の向上を図っています。また、法人間の連携がスムーズに行えるようにするためにも、引き続き取り組んでいきたいと思います。
宏仁会小規模多機能型居宅介護 清風荘 管理者伊瀬谷 之宣さん